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【#74】日常の中にある非日常。

朝起きて、歯磨きして、身支度した後、ヘッドホンを装着し、家を出て会社に向かう。

会社に向かう道中、SNSをチェックしながら、関心の輪だとわかっていながら、「おはよう」ツイートや世間を賑やかせているニュースに批評や感想しているものを見て、「♡」マークをタップする。

自分が降りるバス停が近づいてきて、乗り過ごさないように、ICカードを取り出し、リュックを背負い、停車ボタンを押す。

バス停を降りてから、いつもお気に入りの曲を再生して、早歩きで会社に向かう。

その曲が終わることには、会社に着いている計算で、エレベータで、ヘッドホンの電源を切って、首にかける。

会社に着いてからも、前の日に書いておいた【やることリスト】を見て、時間配分を確認し、淡々と作業をこなす。

会社から出るときは、朝と同じようなタイミングで、エレベータでヘッドホンの電源を入れて、お気に入りの曲を流し始めながら、早歩きをする。

その後は、バスに乗って、自宅付近のバス停に近づくと、降りる時のルーティンを淡々とこなし、停車ボタンを押して、バスを降りたら、自宅に帰るだけ。

これが私の毎日のルーティン。

何となくやろうとか、その場のノリでやろうとすると、必ずミスをする。

一つでもズレると、必ず何かを忘れて一日を過ごすことになる。

一番多いのはハンカチを忘れる。次に定期用ICカードを忘れる。

日常のルーティンがズレるということは、僕の生活が狂ってしまうということなのだ。

だけど、帰りのルーティンだけはたまにいつも日常と違うことをすることがある。

僕にとっての非日常。

大したことはない。ただバスで帰っている道を歩いて帰るだけ。

今なら迷子になっても、地図アプリがあるから、夜の街を彷徨うことなんてないし、誰か約束したりすることもないから、割とスマホの画面を見ない時間として、重要な時間かもしれない。

最初は社会人になって、デスクワークのみになってしまったので、運動しないとって思ったからで、散歩が好きかというとどちらでもない。人混みは嫌いなので、ちょっと苦手な方かもしれない。

いざ歩いてみると、夜ということもあって、騒がしい場所と静かな場所の差が激しい。

季節を感じるために雑音を聞くということもないので、基本的にはノイズキャンセリングのヘッドホンで、適当に音楽を流している。

最近のサブスクリプションはうまくできていて、自分の気分に合わせて、曲を選んでくれる。

ミーハーな部分があるので、割と新曲や人気曲をシャッフルしていることが多い。
あまりテレビでニュースを見ることもないし、誰かがやらかしたみたいな話は聞いてもどうすることもできないので、あまり気にしていない。

僕の話で多いのは、ガジェットやIT、ゲームの話ばかり。

ついつい日常だとその話ばかりで、他に目を向けることがない。

だからたまに歩く。

そうすると、街を視覚だけで捉えると、面白いことばかり。

一番は、お店が新しくなったり、街並みが変わっていると、瞬時に気づけること。

あとは季節を肌や視覚だけで存分に味わえること。

なぜ音を遮断するのか。

特に冬はわかりやすいが、クリスマスが近づくと、街中がその音楽でいっぱいになる。

クリスマス色になっていることに別に嫌悪感を抱いている訳ではないが、「クリスマスが今年もやってくる〜♪」と、わかっていることを繰り返して報告してくるので、曲は好きだが、街中で流れ続けていることに少し嫌気がさしてくる。

だから、音だけ遮断して、目だけで季節を楽しんでいる。

情報過多になると、頭がこんがらがるので、シンプルがいい。

皆さんも明日、土日でお休みになる前に、普段通勤・通学している道を歩いてみませんか?

(写真:藤野ことさん

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