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【#41】子どもを幸せにするために夫婦が心がけたらいいこと。

目次

虐待が多くなっている

最近、虐待による事件が絶えません。
厚生労働省が発表した児童虐待相談対応件数等の情報では、約15万件と過去最多となってしまいました。その中でも心理的虐待88,389件(55.3%)と、皆さんが想像する暴力による虐待(身体的虐待)は40,256件(25.2%)と数としては次に多いものの、心理的虐待よりかは少ない数値となっているのです。

http://www.orangeribbon.jp/info/npo/2019/08/-30.php

では、心理的虐待ってどんなことを指すのか。

児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力(配偶者(婚姻の届け出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含む。)の身体に対する不法な攻撃であって生命又は身体に危害を及ぼすもの及びこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動をいう。)
その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。
(児童虐待の防止等に関する法律:第2条第4項)

法律で解釈しようとすると難しいですよね。
例えば、こんなことを心理的虐待としています。

言葉による脅かし、脅迫など。
子どもの心を傷つけることを繰り返し言う。
 子どもの自尊心を傷つけるような言動など。
 他の兄弟とは著しく差別的な扱いをする。

DV などを子どもの目の前で見せ、
苦痛を与えてしまう行為も心理的虐待となる。

この記事を読んでドキッってした人もいるのではないでしょうか?
「お姉ちゃんはできるのに、なんであなたはできないの?」
「隣の〇〇くんはもうあれができるようになったのに、なんでうちの息子(娘)は…」

夫婦喧嘩も場合によっては、心理的虐待に繋がりかねません。
では、虐待によって子ども達にどういう影響があるのでしょうか?

脳が萎縮する影響

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4078/index.html

NHKクローズアップ現代で紹介されていた記事です。
日々の夫婦喧嘩が、子供の脳に悪影響を及ぼすことが書かれています。

また菅原ら(2002)が行った夫婦関係と児童期の子どもの抑うつ傾向の関係性の結果として、父親は家庭の雰囲気をよくすることが、母親は家庭の雰囲気をよくすることと母親自身の養育の暖かさ(子どもに微笑みかける、子どもの抱える悩みや問題に理解を示しているなど)が子どもの抑うつ傾向を減少させることがわかっています。

実は子どもがきちんと育っていくには、当たり前のことですが、家庭環境が重要になってくるというわけです。

とはいっても、夫婦といえど元は赤の他人同士。喧嘩することや言い合いになることだってあるでしょう。では、子どもが楽しくよい環境で育っていくには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

不足を補う関係になるために

人は不思議なもので、他人のいいところを素直に受け取れるものではありません。いいところが目につくと嫉妬に繋がったり、長年恋愛や夫婦としての生活を送っていると、はじめはいいところがたくさんあったはずなのに、それが当たり前になってしまい、いつの間にか悪いところばかり目がいくようになります。

🙎‍♂️「家にいつもいるのに、なんで子どものしつけがきちんとできていないんだ。」

🙎‍♀️「なんで私の旦那は、家事もろくにしてくれないのかしら。」

ちなみに私はずっとこの24年、独り身ですので、想像で書いていますが。笑

🙎‍♂️「最近彼女が…」
🙎‍♀️「彼氏が冷たい…」

これは僕がよく相談を受ける時に聞くフレーズです👂
僕からすれば、カップルになって、デートしたり、食事に行ったり、いいことばかりなはずなのに、なぜこんなことになってしまうのでしょう。
ぶっちゃけ僕はこういう話を聞いている時に羨ましいとか思っている立場なのですが。

僕は話を聞くのは結構好きなので、じっくり聞いています。
「大変だったね。」とか「そりゃ、しんどいね。」などなど。

なるべくアドバイスはしないようにしつつ、これだけは言うようにしています。

「どんな場面でもいいから、言いたいことをグッと堪えて。ドア開けてくれたとか、料理を用意してくれていたとか、いつものことかもしれないけど、感謝の言葉を言ってみたら?」

「はあ?」
「えっ…」

今悩んでいて、これを読んでいる皆さんの声が聞こえたような気がします。

「なんであいつのために…」

元々、赤の他人なのですから、不足の部分はあります。
そんなところを気にしてばかりだとしんどい気がしませんか?

良いところに目を向けてみましょう。

まずは夫婦やカップルはそこから始めてみたらどうでしょうか。

必ず子ども達にも影響が出てくると思うので。

僕がやりたいこと

たぶん、今回のようなことって、世界中どこにでもあると思います。
特に日本って、核家族化や一人親世代、結婚しても3分の1が離婚するような環境になっています。

家庭でギスギスした環境にいる子ども達は、勉強どころではありません。

ましてや、最近ではいじめや不登校の問題なんかもあったりする。加えて、景気が良くなったとか言いながら、7人に1人が相対的貧困状態です。ますます高齢者が増えていき、若者はますますしんどくストレスを抱えている状態だと思います。

そのストレスがうまく吐き出せない環境でどう吐き出すのか。うまくストレス発散ができないと、父親は母親子どもに、母親は子どもに、子どもは……別の子どもに。もしくは自分自身を…。

負の連鎖がループしているのは間違いないのです。どこかで止める必要がある。

だから、親子に向けて、僕なり出した結論が寺子屋を立ち上げること。

親は日頃のストレスをうまく吐き出す場所として、子どもは学校や家庭以外の第3の居場所として、活用してもらえるようなところを作りたいんです。

でも、僕にはまだまだそのような能力もなければ、つながりもない。

だから、おかちん、これからも日々学び続けます。

10年後ぐらいには、「なんか教育といえば、おかちんってやつが面白いことやっているらしいぜ。」っていってもらえるように頑張っていこうと思います。

どんなことでもチャレンジを続けていこう。

何かあったら、いつでも相談してくださいね。
僕は悩んでいる人に寄り添っていきたいと思っていますので。
無理せず、吐き出してくださいね。

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